「スーモカウンターに行かない方がいい」という噂を聞くと、不安になりますよね。結論からお伝えすると、スーモカウンターは非常に便利なサービスですが、万人にとって正解というわけではありません。
ネット上のネガティブな評判の多くは、サービスの仕組みと利用者の期待値がズレてしまったことによるものです。まずは、利用前に絶対に知っておくべき「4つの代表的なデメリット」を整理してみましょう。
スーモカウンターの代表的なデメリット一覧
スーモカウンターを検討しているなら、何が不満に繋がりやすいのか」を把握しておくことが大切です。
大手ならではの安心感がある一方で、どうしても手間や制約を感じてしまう部分があります。
考えうるデメリットをまとめると以下のとおり。
『スーモカウンター』の性質上起こるデメリット
デメリット(1)休日が潰れてしまう
スーモカウンターの相談は、1回につき1.5〜2時間ほどかかるのが一般的です。
要望を正確に把握するために細かなヒアリングを受けることになります。
これを「手厚いと取る」か、「拘束が長い」と感じるかで満足度は分かれます。
せっかくの休日が半日潰れるのは、忙しい人には大きな負担ですよね。
タイパ重視派には少し重たく感じるかもしれません。
デメリット(2)提携外の会社は紹介されない
スーモカウンターは提携している建築会社からの料金を得るビジネスモデル。
そのため、アドバイザーからお勧めされるのは「提携している建築会社」だけです。
提携していない地域密着の工務店や独自の強み持つハウスメーカーは紹介されません。
もし、運命の1社が提携外だった場合、出会いのチャンスを逃すリスクはあります。
デメリット(3):設計の専門的な相談はムリ
アドバイザーは「家づくりの段取り」や「会社選び」のプロ。
ですが、建築士ではないんですよね。住環境や建築でテクニカルな相談には不向きです。
こうした相談は契約を結んだハウスメーカーや工務店とのやり取りになります。
相談できる内容の「深さ」には限界があると考えておきましょう。
“ヒト”が対応するサービスならではのデメリット
デメリット(1)担当者との相性で満足度が激変
アドバイザーの中でも知識量や提案スキルには個人差が出ます。
ベテランなら心強いですが、マニュアル通りの提案しかできない新人が担当になることも…。
また、「相性が悪さ」もあります。「話が絶妙に噛み合わない」といった可能性もあります。
担当者との相性の問題で、ストレスを感じてしまう恐れもゼロではありません。
デメリット(2)手厚い対応が逆に煩わしい
家づくりの条件を把握するためにヒアリングが細かったり…
相談後は状況確認の連絡が届いたり…。
これを「手厚い」と捉えるか「めんどくさい」と捉えるかは利用者次第です。
家づくりのストレスから解放されるために利用したのに、逆にストレスを感じてリスクも。
使い方を間違えると起こるデメリット・リスク
デメリット(1)ノープランで行くとマジで疲れる
「なんとなくプロの話が聞きたい。何を聞きたいかは知らんけど」
…とあまりにも漠然とした状態で臨むと、膨大な情報量に圧倒されるだけで終わります。
相談したいことが決まってにないと、アドバイザーも一般論を話すしかありません。
「行ってみたけどよく分からないまま終わった…」という不完全燃焼に繋がりやすいです。
デメリット(2)情報量が多くなり逆に迷う
一度に3〜4社も紹介されると、各社の特徴や見積もりが混ざって「比較疲れ」が起こります。
また紹介されたハウスメーカーや工務店の営業担当のやり取りも発生します。
各社から魅力的なPRを受けることになるため、判断基準がグラグラと揺らぎやすいです。
情報を集めすぎた結果、かえって決断ができなくなる「家づくり迷子」になる恐れもあります。
デメリット(3)判断を丸投げしてしまう危険
一番のリスクは、言われたことを信じ切って判断を丸投げすること。
提示されるのはあくまで「アドバイス」。本当にそれで良いか判断するのは自分たちだけ。
言われたとおりにすれば、スピーディーに家づくりは進んでいきます。
その一方で「◯◯の意見を聞いたばっかりにこんなことになった!」と後悔しやすいです。
自分の責任で選ぶ意識がないと納得のいく家づくりはできません。
回避できるデメリット・注意すれば防げるポイント
ここまでデメリットを挙げてきましたが、その多くは「事前の準備」と「意思表示」で回避することが可能です。不満の種をあらかじめ摘んでおくことで、スーモカウンターのメリット(時短・効率化)だけをうまく享受できるようになります。これから予約を入れようとしている方は、ぜひ以下の3点を心がけてみてください。
事前に希望条件・NG条件を整理しておく
すべてをアドバイザー任せにするのではなく、最低限の「譲れない条件」と「これだけは嫌だ」というNG条件を家族で話し合っておきましょう。
- 予算のライン:月々の支払いから逆算した総予算。
- こだわりポイント:断熱性能、デザイン、特定の設備など。
- NGな営業スタイル:電話連絡は控えてほしい、グイグイ来る人は苦手、などの要望。 これらを最初に伝えるだけで、紹介の精度が劇的に上がります。
「今日は決めない」と最初に宣言する
アドバイザーも仕事ですので、できればその日のうちに建築会社との面談設定まで進めたいという心理が働きます。
- ペースを握らせない:冒頭で「今日は話を聞いて知識を深めたいだけなので、会社紹介を受けるかは最後に自分で決めます」と伝えておきましょう。
- 心理的余裕:最初に予防線を張っておくことで、無理に会社を勧められているような感覚に陥るのを防ぐことができます。
他サービスと併用して依存しすぎない
「家づくりの窓口はここだけ」と思い込む必要はありません。他の比較サイトや、自分で見つけた工務店など、複数の情報源を持っておくことが大切です。
- 情報の偏りを防ぐ:スーモの提携外にある優良会社にも目を向けることで、より納得感のある比較が可能になります。
- 客観視できる:他社のプランや見積もりを持っていることで、スーモから紹介された会社の良し悪しを冷ややかに判断できるようになります。
スーモカウンターが向いていない人の特
これまでの内容を踏まえると、スーモカウンターの利用を避けたほうがいい人の特徴が見えてきます。以下に当てはまる方は、無理に利用してもストレスが溜まるだけかもしれません。自分の性格や検討状況を冷静に振り返ってみましょう。
すでに依頼したい会社が明確に決まっている
特定のハウスメーカーや、地元の工務店に心底惚れ込んでいるなら、スーモカウンターに行く必要はありません。むしろ、そこでの相談は時間のロスになります。提携の関係上、その意中の会社を紹介できない場合、無理やり他の会社を提案されることになり、かえって混乱を招く原因になります。すでに「ここだ!」という会社があるなら、迷わず直接その会社の展示場やオフィスを訪ねるのが正解です。
営業対応自体が強いストレスになる
「知らない番号からの電話が苦手」「断ることに強い罪悪感を感じる」という方にとって、この手の仲介サービスは負担が大きすぎます。
- 連絡の頻度:アドバイザーや紹介先からの連絡は、仕組み上避けられません。
- 精神的な疲れ:営業のアプローチを「監視されている」「急かされている」と感じやすい繊細なタイプの方は、自分のペースで情報を集められるWebサイトなどの活用をおすすめします。
地元密着の小規模工務店にこだわりたい
「広告宣伝にお金をかけない、職人気質の小さな工務店で建てたい」というニーズには、スーモカウンターはほぼ応えられません。提携しているのは、ある程度の広告予算を持つ中堅〜大手ハウスメーカーが中心です。こだわりの強いニッチな工務店を探したいのであれば、SNSや地元の口コミを頼りに自力で探すほうが、理想の住まいにたどり着ける可能性は高いでしょう。
自分のペースで徹底比較したいタイプ
「他人の意見に左右されたくない」「すべての会社を自分の基準でリストアップして、納得いくまで調べ尽くしたい」という自走できるタイプの人には、アドバイザーの介入は不要です。むしろ、提案されることが「選択肢を狭められている」ように感じてしまうかもしれません。自分の調査能力に自信がある方は、仲介を挟まず、自分でカタログを取り寄せて比較するほうが満足度は高まります。
スーモカウンターに向いている人の特徴
一方で、スーモカウンターを使うことで家づくりが劇的に楽になる人もたくさんいます。特に「何から手をつければいいか分からない」という初心者の方にとって、これほど心強い地図はありません。以下の項目に当てはまるなら、一度足を運んでみる価値は十分にあります。
家づくりの全体像を整理したい初心者
「予算の立て方も、会社の違いも、進め方もさっぱり……」という状態なら、まずはプロに全体像をレクチャーしてもらうのが一番の近道です。
- ダンドリが分かる:土地探しから着工までの流れを可視化してくれます。
- 要望の言語化:アドバイザーと会話することで、自分たちが家に何を求めているのかが驚くほど整理されていきます。
比較の手間・断りの心理的負担を減らしたい
「何十社もある会社から、自分に合う数社を選ぶ」という作業は想像以上に重労働です。
- 時短効果:あなたの条件に合った会社をピックアップしてくれるため、検索の手間が省けます。
- お断り代行:合わなかった会社への連絡を任せられるのは、心理的に非常に大きなメリットです。気まずい思いをせずに、次の会社へ切り替えることができます。
第三者視点で選択肢を俯瞰したい
自分たちだけで探すと、どうしても「知名度」や「見た目の好み」に偏りがちです。
- 客観的なアドバイス:第三者の視点から、予算や希望に合った会社をプロの目で選別してくれます。
- 新たな発見:自分たちの候補には入っていなかったけれど、実は相性バツグンの隠れた優良会社を提案してもらえることもあります。
「決める前の地図」が欲しい人
いきなり本番の建築会社へ行くのは勇気がいりますよね。スーモカウンターを「予行演習」の場として使うのは賢い方法です。
- 中立な立場でのレクチャー:建築会社のように「自社で建ててほしい」というバイアスがかかっていないため、フラットな情報を得やすいです。
- 判断基準の獲得:ここで学んだ基礎知識を持ってから本命の建築会社へ行くことで、営業マンの話をより深く、冷静に理解できるようになります。
まとめ
スーモカウンターのデメリットは、事前に把握して「心構え」をしておけば、その多くを回避できるものばかりです。ネットの「行かない方がいい」という声に怯えすぎる必要はありませんが、盲信しすぎるのも禁物です。
- 後悔の正体は、サービスそのものよりも「期待のズレ」にある
- 向いていないタイプが無理に使うと疲弊するが、初心者の「地図」としては非常に優秀
- すべてを任せるのではなく、あくまで「判断材料を集めるツール」として活用する
家づくりは、自分たちが主体となって動くことが何より大切です。もし「対面はまだハードルが高いな」と感じるなら、まずはタウンライフすまいみっけのようなWeb完結型のサービスで、自宅でこっそりシミュレーションをしてみるのも良いでしょう。
大切なのは、一つのサービスに依存しすぎず、複数の情報を組み合わせて「自分たちの納得感」を積み上げていくことです。この記事が、あなたの第一歩を決める一助になれば幸いです。


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