人生における最も高価な買い物、それが「住宅」です。
何千万円、そして土地によっては1億円を超えることさえ珍しくありません。
高い買い物、そして暮らしを決定付ける「家づくり」。誰も失敗したくないはずです…。
この記事では、木下工務店で家を建てたブログを5つご紹介。
そこで述べられた後悔事例や失敗しないコツなどを解説します。
この記事を読めば、後悔する可能性の高いポイントを契約前に把握できます。
「家を持ちたい」そう考えている方はこの記事を読まないと損です。
木下工務店の概要
社名 | 株式会社 木下工務店 |
---|---|
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー31階 |
設立 | 2012年3月14日 |
累積建築戸数 | – |
代表者 | 代表取締役社長 田中 耕三郎 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 153名 |
事業内容 | 注文住宅事業、土地分譲事業、土地活用事業、リフォーム事業(木下のリフォーム) |
売上高 | ‐ |
経常利益 | ‐ |
対応エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・宮城県・大阪府・兵庫県・福岡県・佐賀県(一部エリアを除く) |
工法 | 木造(2×4工法・2×6工法・木造軸組工法)、RC混合造 |
坪単価 | 50.0万円 ~ 90.0万円(参考:SUUMO) |
木下工務店の特徴
数あるハウスメーカーの中で、木下工務店はどんな特徴があるのか。
木下工務店の注文住宅に興味を持っている方なら気になるはず。
ここでは同社の特徴を3つに絞って分かりやすく解説します。
同社の特徴はご覧のとおり。それぞれ簡単にご紹介します。
- 「理想を叶「夢がかなう、家づくり。」がコンセプトえる自由設計」がコンセプト
- 「キノシタ マイスタークラブ」の職人が施工
- 人にやさしい木の住まい
「夢がかなう、家づくり。」がコンセプト
木下工務店では「夢がかなう、家づくり。」というコンセプトのもと、完全自由設計の住宅を提供しています。
業界でもトップクラスの自由度で、顧客の要望を柔軟に取り入れた可能です。
外観も内観もすべての要望を相談できるため、理想の住まいを実現しやすいハウスメーカーとなっています。
高い設計力、施工力があるからこその自由設計なので、特殊な施工による失敗などを心配する必要もありません。
「キノシタ マイスタークラブ」の職人が施工
木下工務店には20年以上の実績を積んだ職人たちが集う「キノシタ マイスタークラブ」が存在します。
それぞれ熟練の技をもったプロの職人たちであり、高い施工能力が木下工務店の特徴です。
外注ではなく直営による施工なので、徹底した管理が行き届いています。
予算の透明性もしっかりしており、顧客の立場では安心して施工を任せることが可能です。
人にやさしい木の住まい
木下工務店は木造の住宅を提供しており、「人にやさしい木の住まい」という言葉を掲げています。
優しく明るい木の温もりを最大限に引き出す施工で、住み心地が良い住宅を実現しているのが特徴。
木造は耐火性能や耐震性能の面で避ける方も多いですが、実は住宅で多い鉄骨構造よりも丈夫で柔軟な素材です。
外観や内観だけではなく、性能にもこだわって強くて快適な住宅となっています。
木下工務店×施主ブログ
木下工務店にて家を建てた方のブログを紹介します。
建てる前、建てた後の住心地について情報発信しているため、参考になるはずです。
ブログ:chuosenのブログ
「chuosenのブログ」は2020年9月に木下工務店と契約した方のブログです。
しっかり打ち合わせをして建てたはずの住宅ですが、1年以内にリフォームを重ねることに。
中には打ち合わせで決定していたはずの工事が勝手に変えられていたという事実も。
そんな後悔事例がいくつも掲載されており、これから木下工務店で家を建てる方は必見の内容です。
例えば下記のような記事で後悔を記しています。
- 84 いえ日記 ファミリークローゼットに可動棚設置
- 88 いえ日記(木下工務店で家を建てる) 最大の後悔ポイント 遂にリフォーム
- 89 いえ日記(木下工務店で家を建てる) 窓と屋外コンセントのリフォーム
「いえ日記」はかなり長編で、他にもためになる後悔事例が大量にあります。
事前に見ておくことで対策できる点が多いので、ぜひ参考にしてください。
ブログ:ろんさんの空を感じるお家づくり
「ろんさんの空を感じるお家づくり」は、木下工務店で東京都内に25坪の住宅を建てた方のブログ。
主に契約から完成までの工事の様子をブログにまとめており、完成までをイメージしやすいです。
住宅づくりの参考にもなるため、これから木下工務店で住宅を建てたいと思っている方におすすめ。
例えば下記の記事は、土地選びの参考になります。
外構工事中に発覚したことで、お隣が明らかに近すぎるとのこと。
土地を図面やパッと見だけで判断すると、後悔する可能性もあります。
設計士にも相談しながら、入念にチェックするようにしましょう。
ブログ:baristaの建築奮闘記
「baristaの建築奮闘記」は、木下工務店で住宅を建てる奮闘記になっています。
メーカー選びや土地選びから、完成までの流れが記されており、施主がたどった記録を見ることが可能。
少し古いブログではありますが、過去の木下工務店を知る意味で役立ちます。
とくに激動のハウスメーカー選び編は共感できる部分も多い内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
最終的になぜ木下工務店になったのかという点もまとめられています。
ブログ:Beyond the boundary
「Beyond the boundary」はバイク好きの施主が運営するブログです。
メインコンテンツはバイクですが、住宅建築に関する記事の50記事以上あります。
工事の様子などをまとめている日記のようなブログで、写真が豊富なためイメージがつかみやすいです。
こちらも2006年頃に完成した住宅でやや古いですが、その後の生活の様子なども参考になります。
ブログ内にある「マイホーム建築日記」では、すべての日記を1ページで見ることが可能。
時系列で確認してみても面白いので、チェックしてみてください。
ブログ:木下工務店(黒川営業所)で家を建てます
「木下工務店(黒川営業所)で家を建てます」は、タイトル通り木下工務店で住宅を建てた方のブログです。
ハウスメーカー選び、打ち合わせ、工事についての記録をまとめています。
写真付きなので実際の各過程をイメージしやすく、これから住宅を建てる際の参考になるでしょう。
とくに打ち合わせの内容は実際に契約をした際にかなり役立つため、チェックしておくのがおすすめです。
具体的には、下記の記事など。
また打ち合わせ内容以外にも、下記の記事がおすすめです。
木下工務店に決めた理由が記載されているため、ハウスメーカー選びの参考になるでしょう。
木下工務店×施主ブログで記された後悔事例
後悔:日照計算をしてくれなかった
chuosenのブログには、次のような後悔がありました。
そもそも1階は日当たりが悪いだろうということで2階リビングにしたけれど、これだけ1階が日当たりが良ければ1階リビングでも良かったのかも・・・
2階リビングは明るいし、蚊も上がって来ないのでバルコニーライフを楽しめる。耐震性も上がるし良かったとは思う。
しかし、冷蔵庫やソファーの搬入は、階段では上がらずバルコニー搬入となった。大物の搬入が大変。
きちんと日射計算をしてくれるHMだったなら、1階リビングも検討できたろうに・・・
88 いえ日記(木下工務店で家を建てる) 最大の後悔ポイント 遂にリフォーム
木下工務店では日照量の計算まではやってくれないようです。
そのため日当たりが悪いだろうと予想して2階にしたリビングですが、実は1階でも問題がなかったということに。
そしてさらに他の箇所でも日照計算をしていないことによる問題が。
バルコニー下の部屋はバルコニー分奥まっていて日当たりが悪い。
打ち合わせの時には、設計士が「この部屋はほとんど日当たりが期待できない」と言うので、家具配置などが容易なように腰高窓にした。
日射計算を営業さんに頼んだけれどやってはもらえなかった。
少しでも明るくなるように、バルコニー下のテラスのコンクリートを白くしてもらうなどを依頼した。コンクリートを白くしてもらうのに3万円ほどの追加料金がかかった。
(窓からの距離があるので、コンクリ床を白くしたところで部屋を明るくするほどの効果はほとんど無かった。)
しかし、入居し、冬になって庭から見てみると、なんと、窓の下には太陽光がさんさんと当たっていた。もし、腰高窓でなく掃き出し窓にしていれば、部屋の中に日が射していることになる。
88 いえ日記(木下工務店で家を建てる) 最大の後悔ポイント 遂にリフォーム
日当たりがほとんど期待できないと言われて腰高窓にしたが、実際はある程度日が差していたとのこと。
設計士のアドバイスが裏目に出る形となり、後悔しているようです。
このような場合でも実費でのリフォームになってしまうようなので、注意が必要となります。
日照量を計算してくれないのは木下工務店のデメリットと言えますね。
後悔:勧められた外部コンセントの位置が悪い
こちらもchuosenのブログに記されていた後悔ポイントです。
もう1か所は、外部コンセント。設計士のアドバイスで手前にしたが、やはり車の駐車に邪魔なので奥に移動したい、というもの。
幅が2mくらいしかない駐車場で、これだけ幅のあるEV用コンセントがあるのは邪魔。
奥の花壇の所にコンセントを設置すれば何の問題もなかった。(私は奥に付けたいと言った)
プロの設計士なら、施主が手前に付けたいと言ったとしても、奥に付けた方がいいですよ、とアドバイスしてくれるべきだと思うけれど・・・
設計士のアドバイスはあまり当てにならないのかもしれません。
施主はこのコンセントを移動するために4.5万円の追加費用がかかることになり、不満を述べていました。
設計士が推奨するとなればやはり素人は従ってしまいますよね。
ある程度は自分で知識を身につけて家づくりに励む必要がありそうです。
後悔:2×4標準のドア幅が狭い
chuosenのブログでは、ドア幅に関する後悔もありました。
2×4で建てたため、ドア幅が狭くなってしまった。標準だと67cmの幅しかないのを、オーダーで73.5cmにしてもらった。
58 いえ日記(木下工務店で家を建てる) 後悔ポイント
木下工務店に限った話ではありませんが、2×4工法はドア幅が狭く感じます。
できればこの辺のデメリットも営業マンや設計士が事前に伝えるべきですよね。
結局オーダーで73.5cmにするため、追加費用208,000円を支払ったとのこと。
工法によって生じるデメリットは意外にも多いので、しっかり確認しておくと良いでしょう。
後悔:打ち合わせした照明が勝手に変えられていた
chuosenのブログでは、入居後さらに大きなトラブルが発覚することになります。
入居後確かめてみたが全く人感センサーは働いていない。
木下工務店に確認したところ、普通のダウンライトが設置されているのだという。
オーデリックで決めた照明を変更するなら、どんな照明に変更するのかをきちんと知らせるべきではないだろうか?
照明の型番などを知らせてもらえれば、本当に人にだけ反応するダウンライトなのかを確かめることもできたし、オーデリックに相談することもできた。
こちらが知らないうちに勝手に照明をかえられていたのは納得できない。
55 いえ日記(木下工務店で家を建てる )入居後トラブル
これは驚きですね。
やや設計士とのすれ違いもあったようですが、変更があるならしっかりと相談すべきところです。
木下工務店で住宅を建てる際には、十分に注意しましょう。
後悔:追加費用を払ったオプションを付けてくれなかった
Beyond the boundaryでは、次のような点に後悔していました。
ひどい点はいくつかありましが、あまりダラダラいっても仕方がないので、そうした点をちらつかせながら、1点に絞ってのクレームとしました。 そのクレームとは、打ち合わせの中で耐震用のグッズをつけるということで1万円アップしておきながら、実際には、
『これはつけても意味がないんすよねぇ』
といって、タンスとかに耐震グッズをつけてくれなかった点。 HAYA的には面倒くさいからやってなかったんじゃないか?と思っているわけですが、つけてもいないグッズに1万円も払ったのはとても納得できないので、その点はちゃんと指摘して返してもらうことにしました。
マイホーム建築日記
お金を払って依頼した工事がされていないというのは残念ですよね。
つけても意味がなかったとしても、ハウスメーカー側はその旨を自ら伝えるのが普通です。
最後には指摘して返金してもらったようですが、指摘しないままでいたら費用が無駄になったことになります。
まとめ
本記事では、木下工務店で実際に家を建てた方のブログと後悔ポイントを解説しました。
後悔事例を踏まえて木下工務店で家を建てるかどうか検討しましょう。
注文住宅は何千万円もする高い買い物…。失敗しないためにも他のハウスメーカーも調べるのがお勧め。
同じ性能でも価格差があったり、同じ土地でも間取りのプランも異なったりするからです。
予算や理想の間取りなどを踏まえて一番理想に近づけるハウスメーカーを探すと失敗が少なくなります。
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